aoitori

2023/09/03 06:31

今日は、aoitoriが採用している「コールドプロセス製法」という石けんの作り方についてお話しします。


洗顔石けんのつくり方は大きく分けて2つ。「機械練り製法」と「枠練り製法」の2種類があります。

「機械練り」は、材料を機械で一気に練り上げたあと、そのまま機械で押し出し成形をします。大量生産ができるので安価で手に届きやすいのがメリットで洗浄力が高いのも特徴ですが、製法の都合上、保湿成分や美容成分を加えることが難しいため保湿効果は期待できません。“固形石けん=肌が突っ張る”というイメージをお持ちの方は、この「機械練り製法」でつくられた石けんを使った時の記憶と紐付いているのかもしれません。

一方、「枠練り」は材料を混合したあと、枠に流し込み時間をかけて固める製法です。美容成分や保湿成分を加えることが可能なため、洗浄力はあるものの洗い上がりがしっとりするのが特徴ですが、手間がかかるため大量生産ができず価格がどうしても高くなってしまいます。

さらにこの「枠練り」を細分化すると、「ホットプロセス製法」と「コールドプロセス製法」の2種類に分かれます。

「ホットプロセス製法」は、材料を高温で加熱してつくります。熱を加えることで製造の工程が早まりすぐに使うことができますが、熱に弱い保湿成分や美容成分は壊れてしまいます。

最後に、「コールドプロセス製法」は、製造の過程で余分な熱を加えず自然に発生する熱を利用して1ヶ月かけてじっくりと熟成させます。洗浄力もあるため肌の汚れや余分な皮脂を落とし、毛穴に詰まった汚れも優しく取り除いてくれます。そして何より、熱に弱い天然成分も残っているため、肌に必要な水分を奪うことなく、しっとり満足な洗い上がりになるのです。

手間と時間はかかりますが、このような理由からaoitoriでは「コールドプロセス製法」を採用しています。